日蓮大聖人御書
ネット御書
(身延相承書)
<1.前 P1600 2.次>

*身延相承書  [総付嘱書]

 日蓮一期の弘法、白蓮阿闍梨日興に之を付嘱す、本門弘通の大導師たるべきなり、国主此の法を立てらるれば富士山に本門寺の戒壇を建立せらるべきなり、時を待つべきのみ、事の戒法と云うは是なり、就中我が門弟等此の状を守るべきなり。
= 弘安五年壬午九月 日        日蓮在御判
                  血脈の次第 日蓮日興
*池上相承書  [別付嘱書]

 釈尊五十年の説法、白蓮阿闍梨日興に相承す、身延山久遠寺の別当たるべきなり、背く在家出家どもの輩は非法の衆たるべきなり。
= 弘安五年壬午十月十三日                   武州池上
                 日蓮在御判


<1.前 P1600 2.次>