三沢御房御返事 /文永十二年 五十四歳御作
+ 与三沢小次郎
佐渡の国の行者数多此の所まで下向ゆへに今の法門説き聞かせ候えば未来までの仏種になる事是れ皆釈尊の法
恩ありがたし、越後にて此の歌詠じ候ゆへ書き送り候なり。
おのづからよこしまに降雨はあらじ風こそ夜のをうつらめ。
= 二十一日
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