芋一駄御書 |
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芋一駄御書
いも一駄はじかみ五十ぱをくりたびて候。 このみのぶのやまと申し候はにしはしらねのたけつねにゆきをみる、ひんがしにはてんしのたけつねにひをみ る、きたはみのぶのたけみなみはたかとりのたけ四山のあひはこのそこのごとし、いぬゐのすみよりかはながれ てたつみのすみにむかうかかるいみじきところみねにはせひのこへたににはさるのさけび木はあしのごとしくさ はあめににたり 、しかれどもかかるいもはみへ候はず、はじかみはをひず、いしににて少しまもりやわらかな り、くさににてくさよりもあぢあり。 法華経に申しあげ候いぬれば御心ざしはさだめて釈迦仏しろしめしぬらん、恐恐謹言。 = 八月十四日 日蓮在御判 % 御返事 P1589 |