日蓮大聖人御書全集 創価学会版
(ポケット版御書)

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一代五時図 /文応元年 三十九歳御作

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其れ斯の如き経典を誹謗すること有らん経を読誦し書持すること有らん者を見て軽賎憎嫉して而も結恨を懐かん此の人の罪報汝今復聴け其の人命終して阿鼻獄に入らん一劫を具足して劫尽きなば更生れん是くの如く展転して無数劫に至らん地獄従り出ては当に畜生に堕つべし」涅槃経第十に云く「問う一闡提とは其の義云何、仏云く純陀若し比丘及び比丘尼優婆塞優婆夷有つて・悪の言を発し正法を誹謗し是の重業を造りて永く改悔せず心に慚愧無からん是くの如き等の人を名けて一闡提の道に趣向すと為す、若し四重を犯して五逆罪を作り自ら定めて是くの如き重事を犯すと知って而も心に初より怖畏慚愧無く肯て発露せず彼の正法に於て永く護惜建立の心無く毀呰軽賎して言過咎多からん、是くの如き等の人も亦一闡提の道に趣向すと名く、若し復説いて仏法衆無しと云わん是くの如き等の人も亦一闡提の道に趣向すと名く、唯此くの如き一闡提の輩を除きて其の余に施さば一切讃歎すべし」と。

 上品は地獄に堕つ   一 殺生   下殺は螻蟻蚊・

 中品は餓鬼に堕つ   二 偸盗   中殺は凡夫人及び前三果の聖人

 下品は畜生に堕つ   三 邪婬   上殺は阿羅漢辟支仏菩薩父母等

十悪          四 妄語

            五 綺語   八貪

            六 悪言   九瞋

            七 両舌   十癡

            殺生     一 殺父   養父母

            偸盗     二 殺母


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