日蓮大聖人御書
ネット御書
(釈迦一代五時継図)
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此の心をして正念を失わざらしめ驚怖を起さず弥陀の法の中に於て以て退堕を生ぜざらんと願し畢つて其の樹の上に極り身を投じて自ら絶えぬ」
一、仏自害断食身根不具を禁ずる事
 涅槃の七に云く「若し説いて言えること有らん常に一の脚を翹げて寂рニして言わず淵に投じて火に赴き自ら高巌より墜ち嶮難を避けず毒を服し食を断じ灰土の上に臥し自ら手足を縛つて衆生を殺害せん、方道咒術旃陀羅の子無根二根及び不定根身根不具ならん、是くの如き等の事如来悉く出家して道を為すことを聴し給うといわば是を魔説と名く」云云、涅槃経の六に云く「大乗を学する者は肉眼有りと雖も名けて仏眼と為す耳鼻五根も例して亦是くの如し」云云、像法決疑経に云く「諸の悪比丘我が意を解せず己が所見を執して十二部経を宣説し文に随つて義を取り決定の説と作さん、当に知るべし此の人は三世の諸仏の怨なり速かに我が法を滅せん」云云、涅槃経の十四に云く「如来世尊は大方便有り無常を常と説き常を無常と説き楽を説いて苦と為し苦を説いて楽と為し不浄を浄と説き浄を不浄と説き我を無我と説き無我を我と説き非衆生に於て説いて衆生と為し実の衆生に於て非衆生と説き非物を物と説き物を非物と説き非実を実と説き実を非実と説き非境を境と説き境を非境と説き非生を生と説き生を非生と説き乃至無明を明と説き明を無明と説き非色を色と説き色を非色と説き非道を道と説き道を非道と説く」云云。
           父は月浄転輪王鼓音声陀羅尼経の説なり
 浄土宗の阿弥陀   誓願は執持名号往生極楽
           正覚は十劫已来なり


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