日蓮大聖人御書
ネット御書
(一代五時継図)
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         八 果報
         九 起教
         十 指帰
 止観の七に云く若し四種三昧修習の方便は通じて上に説くが如し、唯法華懺法のみ別して六時五悔に約して重ねて方便を作す今五悔に就いて其の位相を明す文。
 弘決の七に云く四種三昧は通じて二十五法を用いて通の方便と為す、若し法華を行ずるには別して五悔を加う余行に通ぜず文。
 第七の正修止観とは止の五に云く前の六重は修多羅に依つて以て妙解を開き今は妙解に依つて以て正行を立つ文。
 十疑の第四に云く釈迦大師一代の説法処処の聖教に唯衆生心を専にして偏に阿弥陀仏を念じて西方極楽世界に生ぜんことを求めよと勧めたまえり文。
 七疑に云く又聞く西国の伝に云く三りの菩薩有り一を無著と名け二を世親と名け三を獅子覚と名く文。
 八疑に云く雑集論に云く若し安楽国土に生ぜんと願わば即ち往生を得る等文。
一、天台御臨終の事
 止観の一に云く安禅として化す位五品に居す文。
 弘決の一に云く安禅として化す位五品に居す等とは此れ臨終の行位を出すなり、禅定を出でずして端坐して滅を取る故に安禅として化すと云う文、又云く法華と観無量寿の二部の経題を唱えしむ文、又云く香湯を索めて口を漱ぎ竟つて十如四不生十法界四教三観四悉四諦十二縁を説くに一一の法門一切の法を摂す、


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