日蓮大聖人御書全集 創価学会版
(ポケット版御書)

[目次]

小乗小仏要文

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本より迹を垂るるは月の水に現ずるが如く迹を払うて本を顕すは影を撥うて天を指すが如し、当に始成の果を撥けば皆是れ迹果なるべく久成の果を指すは是れ本果なり」又云く「諸土は悉く迹土なり一には今仏の所栖の故に二には前後修立の故に三には中間所払の故に若し是れ本土は今仏の所栖に非ず、今仏の所栖は即ち迹土なり、若し是れ本土は一土一切土にして前後修立なるべからず浅深不同なり○、迹を執して本と為す者は此れ迹を知らず亦本を識らざるなり、今迹を払って本を指すときは本時所栖の四土は是れ本国土妙なり」

  蔵因 三祇百劫菩薩 未断見思

     通因 動喩塵劫菩薩 見思断

迹仏

     別因 無量劫菩薩  十一品断無明

     円因        四十一品断無明

劣応    蔵 [草座]三十四心断結成道

    勝応    通 [天衣]三十四心見思塵沙断の仏

迹仏果 果

    報身    別 [蓮華座]十一品断無明の仏

    法身    円 [虚空座]四十二品断無明の仏


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