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P0607 次>又云く大底他は多く三教在り円の旨至て少きのみ弘法大師の二教論に喩して日く今斯の経文に依るに仏五味を以て五蔵に配当す、総持を醍醐と称し四味を四蔵に譬う震旦の人師等諍つて醍醐を盗み各自宗に名く。
一爼多覧[乳] [アナン] 経
二毘那耶[酪] [ウハリ] 律 小乗
六波羅経五蔵 三阿毘達磨[生] [カセンエン] 論
四般若[熟] はら蜜蔵 [文珠] 大乗
五惣持[醍醐]だらに蔵 [金剛蔵]
一爼多覧[乳]
二毘那耶[酪]
三阿毘達磨[生]
弘法大師此の経に依つて五蔵を立つ 華
方
四般若はら蜜[熟] 般
法華
涅槃
五だら尼蔵[醍醐] 大日の三部経
二教論に云く加以ず釈教東夏に漸し微自り著に至り漢明を始めと為し周文を後と為す、其の中間翻伝する所皆是れ顕教なり
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