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P0908 次>ごくそつえんま王の長は十丁ばかり面はすをさし眼は日月のごとく歯はまんぐわのねのやうにくぶしは大石のごとく大地は舟を海にうかべたるやうにうごき声はらいのごとくはたはたとなりわたらむにはよも南無妙法蓮華経とはをほせ候はじ、日蓮が弟子にもをはせずよくよく内をしたためてをほせをかほり候はん、なづきをわりみをせめていのりてみ候はん、たださきのいのりとをぼしめせ、これより後はのちの事をよくよく御かため候へ、恐恐。
=九月二十日 日蓮在御判
%大尼御前御返事
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